住宅/防腐防蟻製材品
Treated Wood Products For Building
- TOP
- 住宅/防腐防蟻製材品
- 木材保存剤の種類/特徴
WOOD PRESERVATION
木材保存剤の種類/特徴
木材保存剤の種類/特徴
木材の保存処理とは、木材に保存剤を含浸させて、腐れ・シロアリなどの劣化を遅らせ木材の耐久性を向上させる技術です。処理方法には、<加圧注入処理>、<深浸潤処理>、<浸漬、塗布、吹付けなどの表面処理>があり、用途や目的に応じて選定します。なかでも、<深浸潤処理>は当社独自の方法で、加圧注入処理と同等の性能「AQ2種(JAS K3相当)」で、処理による寸法変化がないなどの画期的な製品です。
保存処理薬剤の種類
商品名 | タナリスCY | ペンタキュア ニューBM |
ペンタキュア ECO30 |
サンプレザー OPエース |
サンプレザー OPエースST |
サンプレザー PW-96 |
|
---|---|---|---|---|---|---|---|
薬剤 概要 |
性質 | 水溶性 | 水溶性 | 水溶性 | 油溶性 | 油溶性 | 乳化性 |
記号 | CUAZ | AAC | AZNA | CYBI | - | - | |
有効 成分 |
銅化合物 シプロコナゾール |
DDAC | DDAC テブコナゾール イミダクロプリド |
シプロコナゾール ビフェントリン |
シプロコナゾール ビフェントリン |
テブコナゾール エトフェンプロックス IPBC |
|
色調 | 薬剤 | 青緑色 | 無色透明 | 無色透明 | 無色透明 | 無色透明 | 乳白色 |
処理 |
モスグリーン | 無着色 |
無着色 | 無着色 | 無着色 | 無着色 | |
用途 | 土台 製品Page |
〇 | 〇 | 〇 | |||
建材 製品Page |
〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | |
公園 製品Page |
〇 | 〇 | |||||
土木 製品Page |
〇 | 〇 | |||||
規格 |
JWPA ※1 |
A-5324 | A-5056 | A-5325 | A-5457 | A-5474 | A-5295 |
JIS K 1570 ※2 |
〇 | 〇 | 〇 | - | - | - | |
JIS K 1571 ※2 |
- | - | - | 〇 | 〇 | - | |
JAS ※3 |
〇 | 〇 | 〇 | - | - | - | |
AQ ※3 |
〇 | 〇 | 〇 | 〇 | - | - | |
処理方法 | 加圧注入処理 | 深浸潤処理 | 表面処理 | 浸漬処理 | |||
安全性 | 木材の処理養生後は、降雨など水に濡れても主成分はほとんど溶け出しません。建築基準法で使用が禁止されている「クロルピリホス」は使用していません。また有害性の高い6価クロム、ヒ素は使用していません。シックハウス対策の規制を受ける「ホルムアルデヒド」の放散量は、薬剤処理しない木材と同等です。 | ||||||
VOC資料 | - | - | - | ||||
廃棄処理 | 有害な物質は使用していませんので、通常の廃棄物(事業系の場合は産業廃棄物)として適切に処理してください。 | ||||||
備考 | ※1 JWPA:公益社団法人日本木材保存協会(弊社で取得している認定書は薬剤認定書ダウンロードから閲覧・印刷できます。) ※2 JIS:日本産業規格(日本産業標準調査会のWEBサイトにてJIS K 1570、JIS K 1571の検索閲覧が可能です。) ※3 JAS・AQ:JAS・AQ認証ダウンロードページにて当該規格の解説を掲載しております。(弊社で取得している認定書は同ページから閲覧・印刷できます。) |
加圧注入処理
注薬缶に木材を入れ、減圧することにより木材中の空気を排出し、缶内に充満させた木材保存剤(薬液)を、高い圧力をかけながら木材内へ深く含浸(注入)させます。用途に応じて、「タナリスCY」、「ペンタキュアECO30」 「ペンタキュアニューBM」の3種類の保存剤が選べます。
深浸潤処理
弊社独自の処理技術であり、全面超噴射処理装置により、木材保存剤をインサイジング加工した木材に吹付け、含浸させる方法です。処理材は高い寸法安定性を有すると同時に、加圧注入と同等の保存性能であるAQ2種(K3)相当)の保存品質を付与することができます。木材保存剤は「サンプレザーOPエース」を使用します。
浸漬処理(工場処理)
木材保存剤(薬液)を溜めた槽(浸漬槽)に木材を漬け、木材表面に木材保存剤を付着させる方法です。工場の管理された工程で処理を行うので、天候等の影響を受ける建築現場での処理に比べて、品質的に優れた方法と言えます。住宅・品確法の劣化対策における地面から1mまでの部材の防腐・防蟻処理をあらかじめ工場で行うことができる利点があります。